肌の乾燥が治らないのはなぜ?

肌の乾燥が治らないのはなぜ?

肌が乾燥していると老けて見えたり、カサカサとかゆみを感じてしまったり、化粧ノリが悪くなったり、女性にとっては不快に思うことがいろいろとありますよね。

肌が乾燥しやすいことに悩みを感じる人は多いですが、なぜ肌の乾燥はなかなか治らないのでしょうか。

このページでは、その答えを皮膚の仕組みから説明していきます。

そもそも皮膚はどのような構造なのか

皮膚の構造

肌の乾燥を治したいのであれば、まず肌がどのような構造になっているのかを知っておくことが大切です。

肌は外側から大きく分けて「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層に分かれていて、私たちが普段「肌」と呼んでいるのは表皮のことです。
表皮はターンオーバーを繰り返すことで内側から外側へと古い細胞が押し出されていき、このターンオーバーのサイクルが正常に行われることで肌の潤いは保たれます。

表皮の下にある真皮は肌の弾力を保つ役割を持っています。
真皮はコラーゲンの繊維やエラスチンと呼ばれる成分が絡み合ってクッション状になってできあがっています。
この真皮の層の中でコラーゲンやヒアルロン酸などが生成されていますが、齢をとってくるとこれらの成分が徐々に作られなくなっていき、肌は弾力を失っていくんです。

潤いはどのように保たれているのか

潤い

肌の潤いはどのように保たれているのかというと、それは「皮脂膜」と「角層」の働きによります。

皮脂膜とは、汗と皮脂が混ざり合うことで肌の表面に自然にできる膜のことです。
たとえば、サラダにかけるドレッシングはボトルを強く振ることで油と水分を混ざり合わせて、それにより野菜に絡まりやすいドロドロとした状態になりますよね。
このように汗と油が混ざり合うことを乳化と呼びますが、実は私たちの肌表面では自然と乳化が起きていて、天然の保湿クリームが肌を守ってくれているんです。

次に角層ですが、角層は「NMF」と呼ばれる天然保湿因子とセラミドなどの「細胞間脂質」と呼ばれるものが折り重なって構成されています。
NMFは尿素やミネラル、アミノ酸などからできていて、もともとは角層のさらに内側にある肌細胞内にあったタンパク質が、ターンオーバーの際に外へ外へと押し出される過程で作られます。

肌細胞はターンオーバーを繰り返して内側から外側へと徐々に押し出されるようにして生まれ変わっていますが、一番外側の角層に到達するとその細胞は死んでしまい、やがて垢となってはがれおちていきます。

細胞間脂質は、セラミドを代表とするスフィンゴ脂質、コレステロール、脂肪酸などから構成され、角層細胞のすき間に存在します。
肌の潤いを保つ役割を最も担っているのは、セラミドなどから作られた細胞間脂質だと言われています。

つまり、肌の乾燥を防ぐためにはターンオーバーを正常にしてあげたり、充分な量のセラミドを保たせてあげたりしなければならないということです。

バリア機能を正常にするには?

バリア機能

ではバリア機能を正常にするにはどうすればいいかというと、しっかりと保湿ケアを行い、ターンオーバーを促すことが重要です。

肌の乾燥が治らない方は特に、前述のセラミドが配合された化粧品の使用がおすすめです。
肌にセラミドを与えてあげることで十分に保湿し、結果的にターンオーバーが促進されてバリア機能を正常にしていけば、肌の乾燥も徐々に改善されるのではないでしょうか。